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第228回 21世紀人間学塾 10月会合の結果報告

先日は、素晴らしい会で講演をさせて頂きました。懇親会でも相当盛り上がり心より感謝申し上げます。 以下に世話人の 新宅国昭 が書かれた報告書を転載させていただきます。   《第228回 21世紀人間学塾 10月会合の結果報告》  株式会社山口総研代表取締役山口泰信氏に「東日本大震災から何を学ぶか」というテーマで講演していただきました。   まえがき 私は長崎県雲仙市の噴火と火砕流が発生した普賢岳のふもとで生まれました。平成7年(1995年)1月17日に発生した阪神淡路大震災では、2,300名以上の方が避難された神戸市立生田中学校で、リーダーとして避難所運営を昼夜3カ月間行い、また、平成16年(2004年)10月23日の中越地震では大阪市緊急支援車両一般車両第一号として支援させていただきました。それらの経験を元に、平成21年(2009年)2月株式会社山口総研を設立し、実践的な企業防災・学校防災・事業継続計画策定などのコンサルタント事業を行っています。 また、平成23年(2011年)3月11日の東日本大震災発生時には、私はたまたま山形でBCP事業継続計画の勉強会を開いていました。当日、4分ほどの大きな揺れの後、停電、工場停止、避難がありましたが、勉強会に参加しておられた社員100人は適切な停止と確認を日ごろの訓練どおりテキパキと行動されました。 本日は、地震や津波などの大災害が発生した場合に備えて、日ごろからどんな準備をすればよいかについてお話したいと思います。   1.発生が予想される南海トラフ地震 地球の内部にはマグマがあり、マグマの上にある地殻がゆっくりと移動しています。地下の地盤には様々な要因によりひずみがかかっています。その断層のずれを急激な変形によって解消する現象が地震です。地震によって津波が起こる場合があります。 特に、日本は世界の中でも最も地震の発生が多い地域です。これまでも、太平洋沿岸を中心にして死者が千人を超える大地震や津波が多発しており、今後もこの状況が変わることはありません。 現在、最も発生が予想されている地震は、南海トラフ地震です。高知大学の岡村眞教授が長年警鐘を鳴らしていたのが、東日本大震災を契機に注目を集めました。それによると、四国の南の海底にある水深4,000メートル級の深い溝(南海トラフ)に巨大な震源が存在します。想定される震度はマグニチュード9.1、震源域面積14万平方キロメートル、津波の高さは30メートルを超え70メートルに達する可能性もあり、死者・不明数32万3千人に及ぶ可    南海トラフ地震で想定される震度 能性があります。 南海トラフの西端部(日向灘)で発生する日向灘地震と連動することも予想され、そうなれば被害はさらに大きくなります。 東北地方に発生した太平洋沖地震を教訓として、最大クラスの津波に対する住民等の避難を軸に、土地利用、避難施設、防災施設などを組み合わせて、総合的な津波対策により対応する必要があるとされています。   2.東日本大震災の災害はどんなものだったのか 平成23年(2011年)3月11日14時46分18秒、宮城県牡鹿半島の東南東沖130キロメートルの海底を震源とする東北地方太平洋沖地震が発生しました。地震の規模はマグニチュード 9.0で、日本周辺における観測史上最大の地震です。震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500キロメートル、東西約200キロメートルのおよそ10万平方キロメートルという広範囲に及びました。この地震により、場所によっては波高10メートル以上、最大遡上高40.1メートルにも達する大津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらしました。 また、大津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下、ダムの決壊などによって、北海道南岸から東北を経て東京湾を含む関東南部に至る広大な範囲で被害が発生し、各種ライフラインが寸断されました。 平成24年(2012年)7月18日時点で、震災による死者・行方不明者は約1万9,000人、建築物の全壊・半壊は合わせて39万戸以上、ピーク時の避難者は40万人以上、停電世帯は800万戸以上、断水世帯は180万戸以上に上っています。復興庁によると、2012年8月2日時点の避難者等の数は34万3,334人となっています。   3.災害発生と避難 この震災による犠牲者の死因の殆どが水死でした。最大震度7を記録した宮城県栗原市では地震による死者は一人も出ませんでした。これは、約90%が倒壊した家屋や家具の下敷きによる圧死であった阪神淡路大震災と大きく異なる点です。 その理由には津波がその大元にあります。圧死・損傷死された犠牲者のほとんどは津波によって流出した瓦礫に巻き込まれ、水死とされたからです。 そのほかに犠牲者を増やした因子として、津波の中に含まれた大量の砂と海底のヘドロ、港湾施設の重油などの有害物質が挙げられています。通常の海水は多少飲み込んだとしても人体の組成成分に近いこともあり、それが原因となってすぐに命の危険に晒される可能性は低いのですが、しかし、砂が肺に入れば気管を詰まらせ、有害物質が肺に入れば身体を侵します。このようにして侵された肺は、生還した後もしばしば「津波肺」と呼ばれる肺炎を引き起こし、犠牲者を増やすのです。 避難時の避難先の選択によっても運命が別れました。学校などの建物の上階に避難した人たちは津波に飲み込まれた人も多くいました。一方、走って高台の丘に逃げた人は助かりました。避難者をリードする人の判断によって結果が異なることになったといえます。 リーダーの役割は、先ず、自分が生きることです。その上で周りの人を助けるように行動するのですが、無理なら逃げる決断をする必要があります。逃げれたはずの人が留まって一緒に死んではなりません。   4.備蓄と防災訓練 地震に備えて日ごろから準備しておく必要があります。 ① 家屋の耐震補強 ② 家具の固定―20キロ以上の家具に20分以上圧迫されると命がありません。主要な家具は地震で倒れないように固定してください。 ③       備蓄品―最低限必要な備蓄品はティッシュ・水・クッキーでず。 ティッシュは1箱―排便処理に必要です。 水はペットボトル500CC1ビン … 続きを読む

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霧島商工会議所bcpセミナーと桜島視察

10/12は 鹿児島県霧島商工会議所でBCPセミナーの講師として、お招きいただいた。 伊丹空港から鹿児島空港→バスで国分駅に着いたら、トヨタの高級車セルシオとご担当の松元様が 送迎にお見えでした。 思わぬVIP待遇に驚きと感謝でございました。 bcpセミナーには、意識の高い方がお越しになられておりました。 皆様が真剣にお聞きになられました。 その日は、京セラホテルに宿泊し、翌日はレンタカーで桜島視察を行いました。 ↑霧島市から鹿児島市に向かう途中の桜島の風景 ↑仙巌園に行って、島津光久の別邸。中を見学。千姫のドラマ撮影地でもある。 ↑池の中の八角形は中国の八卦から来たもので中国文化が島津藩に入ってきていた。 派手さはなく、随所に細やかさがありますが全体的にはシンプルな邸宅であり、決して贅沢なつくりでは無いあたりが島津流なのかも。 庭の景色は抜群です。   ↑鹿児島と桜島の間は約4.8km フェリーで13分で向こう岸に渡れます。 24時間フェリーが往復する。4M~5Mの車両長で1480円 人だけなら150円 通勤通学にも使われています。 島の各集落には避難港が整備され、 非常時にはフェリーで 避難する体制が整っています。 近年は幸いにして噴火時の避難目的として使われたことはありませんが、 平成5年の集中豪雨の際は鹿児島市竜ヶ水地区に孤立した住民を救出するために出動したり、 毎年1月に行われる島内避難訓練では実際に避難港へ出向くなどの活躍が見られるようです。 ↑湯之平展望所からの風景。運転に注意しないとカーブで火山灰で横滑りしそうです。 昭和火口はこのま反対なので白く噴煙が見えます。 桜島は ・人口:約5000人 ・周囲:約55km ・標高:北岳・標高1,117m,中岳・標高1,060m,南岳・標高1,040m ↑近づけば近づくほど灰が増えます。 ↑赤水展望広場には、火山岩で作った叫びの肖像モニュメント 2004年8月、長渕剛のオールナイトコンサートが赤水町採石場跡地で開催され、7万5000人の観客で盛り上がった。それを記念して建てられたモニュメント。 ↑赤水展望広場。ここらあたりでも、まともに目があけられないくらいの灰が降っています。 ↑桜島の一番南側の展望所「有村溶岩展望所」 他の見学観光客も多くいらっしゃった。 ↑距離感が無いから大きさが分かりにくいが、この奇怪な岩で頭の部分が1m位はあるだろう。 他にも多くの溶岩があります。 黒神埋没鳥居は大正3年(1914年)1月12日の大爆発で埋もれてしましました。 この時の大噴火で、島だった桜島が溶岩で海がうまり陸地とつながり、今は、車で行きき出来るようになっています。 昭和火口が一番よく見えるポイントまで行きました。ここは駐車場はありません。 ↑鹿児島気象台のページより抜粋 昨年 2011年は、過去最高の噴火回数です。東北の地震と無関係ではなさそうですね。一日に何度も 1000メートルくらい吹き上がるそうです。 … 続きを読む

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